「歓喜」

 リレーブログ第2走者は、今年度主務を務めます、わたくし佐藤佑亮です。

 まずは前の走者の阪本キャプテンについて語りましょう。彼は人一倍正義感が強く、それでいてチーム全体から幅広く意見を聞ける人間です。同期でご飯に行く際、会計で若干ごたつきますが・・・。今はケガ?で練習から外れていますが、早く治してまたグラウンドで元気なタクムが見たいです。落ち着いたら今度サシで飲みにでも行きましょう。

 さて、リレーブログということで何について書くかはまだ決まっていないのですが、近況報告から始めましょう。個人的に忙しかった3,4,5月が嵐のように過ぎ去り、気づけばもう北部九州も梅雨入りの季節になり、東大戦まであと1ヵ月を切りました。私の身の回りも若干の落ち着きを見せ、やっと“個人”にフォーカスできるようになってきました。これまで多くの先輩方が4年生になり悩まれている姿を見て、疑問に思うことも多々ありましたが、納得です。私自身、主務という立場もあり、部活関連でこれほど多くのタスクに追われるとは思ってもみなかったです。ただ、同期(主にいつも夜飯に行くメンバー)に支えられ、今を頑張れていると思います。これからも夜飯行こうな。

 今年がラグビー人生ラストイヤー。本音を言えば、大学生になってもラグビーを続けているとは到底思えなかった。高3の秋、負けて引退したときはどちらかといえば清々しい気持ちでいっぱいだった。高校の同期は20人以上いる大所帯だったが、結果的に大学まで続けたのは自分を含めて2人だ。ではなぜ続けているのか。サークルに行ったり、バイトをしたり、恋愛をしたり、友達と朝までオールしたり・・・、こういったのが一般的な大学生だと思っていた。確かに入学したタイミングは最悪だった。新型コロナウイルスが猛威を振るい始めたときで、大学生の住処であるサークルや居酒屋はほとんど活動していなかった。ただ、私が入部したのは1年生の9月で、今と比べるとまだまだではあるが、時期的には「日常」が少しずつ戻り始めようとした時期でもあった。つまり“軌道修正”は可能であった。しかし、私は九州大学ラグビー部に入るという決断をし、今に至る。大学で体育会に所属するという世にも珍しい存在だ。一度入ったがゆえに「辞める」という決断ができていないだけ、「継続」という言葉の綺麗さに騙され、周りに流される芯のない人間なのかもしれないとまで思うことさえあった。ラグビー部に入っていなければ、「あれができたのでは」、「これができたのでは」、とふと思う瞬間もあった。しかし、それは違うと今なら断言できる。月並みな言葉だが、この部活の仲間、そして過ごした一瞬一瞬が私の宝である。私が進むべき道を様々な方法で示してくれた先輩、頼りになる立派で尊敬できる後輩、そして大学生活、もっと言えば人生の中で最も濃い時間を過ごした同期。これがすべてである。他に何を求めるというのか。彼ら、そして彼らとともに作る歓喜のために、私は身をささげるとここに宣言する。結果は半年後、すべて分かるだろう。

 追伸
書いている途中で人が変わったようになりましたが、私は元気です。
最近の悩みは、疲れが取れにくくなっていることです。年齢からくるものか、精神的なものなのかはわかりかねます。
次の走者は、同じ学部学科の松尾くんでお願いします。

4年 主務 FL/WTB 佐藤佑亮