「学生ラグビー」

 川口からバトンを貰いました4年黄です。彼は自分にはないラグビースキルを持っていて、グラウンド外でも面白く、尊敬できる人物です。練習後、ご飯に行ってくれる機会が極端に減ったのですが、残り半年切磋琢磨しながらグラウンド内外で仲良くしたいです。

最初このリレーブログを書くにあたって色々悩んだのですが、率直な今シーズンの想いを書こうと思います。

 九大では監督がいないということから試合のメンバーや練習内容も自分達で考えなけれればならなく、3年生のときまでとは違って部活外でのラグビーに使う時間やエネルギーが増えました。また、春先自分のパフォーマンスがあまりよくなかったことも重なって練習の動画や試合の動画を見るのが嫌になり、ラグビー部について考えることが苦痛になった時期がありました。自分が本当にFWリーダーでよかったのか、ここでやめたら楽だろうなといった投げやりな考えになったこともあります。しかし、ラグビーのことはラグビーでしか解決することができないと感じ、FWの後輩や練習後食事に行く同期などからモチベーションやエネルギーを分けてもらい何とか毎日の練習に励みました。5,6月の練習試合で結果が少しずつ付いてくるようになって東大戦が近づき、春シーズンの正念場を迎えました。

 そして、先日の東大戦。去年は初めて行った東大のグラウンドで気持ちが落ち着かないまま試合が始まり、1トライ差で負けました。その時は点差以上にスクラムやモールであったり、コンタクトの強度に差を感じました。今年は九大のグラウンドで東大戦が行われ、春シーズンの目標として東大に勝つことを掲げていました。FWを強みとする相手で自分としてもチームとしてもプレッシャーがかかった試合だったと思います。最後点差が詰められても耐え切って勝てたのは今シーズンのきつい練習の成果やチームの成長を感じて嬉しかったです。大学でラグビーをしてよかったなと思える瞬間でした。

 高校でラグビーを初めて7年目、練習するよりも怪我をした時期のほうが長かった高校時代、同期の半分が高校の先輩という大学1年生、怪我をしてシーズン半分以上棒に振った2年生、初めて1年間怪我をしなかった3年生、振り返ってみると自分のラグビー人生は怪我との戦いでした。最初は怪我に動揺することや気持ちが落ち込むことがあったのですが、怪我を重ねていくうちに気持ちの部分であったり体づくりについてより向き合うようになりました。怪我をしたから今の自分があると思うし、怪我から復帰する度に心身ともに強くなったと思います。自分のラグビー人生に後悔がないわけではないのですが、ここまでラグビーを続けてラグビーを好きになれた自分には満足しています。

 最後に同期の皆に普段言うことがないと思うのでこの場を借りて1人1人メッセージを送りたいと思います。

荒川 大学で一緒にラグビーできてよかったです。

川口 最後までラグビーやりきろう。頼りにしてる。

阪本 キャプテン大変だと思うけど最後まで頑張ってください。負けずに頑張ります。

佐藤 主務お疲れ様です。多分この学年で1番常識人で大人です。これからもご飯お願いします。

重田 ラグビー部入ってくれて嬉しかったです。マネのためにも勝てるよう頑張ります。

西田 研究室が終わって楽しそうに笑ってラグビーをする西田が見てて好きです。これからも笑顔で両立頑張ってください。

松尾 めちゃめちゃ頼もしいです。周りがいじるけど俺は仲いいと思っているので気にしないでください。

 まとまりのないリレー日記になったけど許してください。次は最初仲良くなれないやろうなと思った荒川に渡したいと思います。

4年 LO 氏名 黄明彦