「臥薪嘗胆」

 3年生最後は山田顕次郎からバトンを受け取りました、得丸直人が担当させていただきます。山田の一番の特徴は何といっても名門・浦和高校で培われたストイックさです。彼のウエイトトレーニングやフィットネスに対する姿勢、ゲーム内でのハードワークぶりは誰の目から見ても素晴らしいものです。青春時代を共学ではなく男子校で過ごしたおかげで、大切な何かと引き換えにこのストイックさを得たのでしょう。大学に入って幾度となく恋人を作る機会を見過ごしてきたのも、自分にとって必要なものの取捨選択の結果だったのかもしれません。彼に恋人ができた暁には全力で祝福したいと思います。

 前回担当者の紹介はこのくらいにして、本題に入りたいと思います。臥薪嘗胆(がしんしょうたん)という言葉があります。自分の高校時代の学年主任が、受験を前にした生徒を奮い立たせるためによく口にしていた故事成語です。意味は「仇を討ち恥をすすぐために、長い間苦心や苦労を重ねること。転じて、目的を達成するために苦労を耐え忍ぶこと。」だそうです。受験が終わり大学に入ってラグビー部に入部した自分でしたが、去年の秋ごろから今年にかけて試合に出る機会が少なくなり悔しい思いをすることになりました。けがによる離脱もありますが主にはチーム内でのレギュラー争いに負けた結果です。小中とサッカーをしてきて、高校でラグビーを始めた自分ですが、今までは人数が多くなかったこともあり何となくで試合に出ることができていました。そうはいかなくなった今、この「臥薪嘗胆」という言葉が思い浮かびました。自分に必要なのはもっと努力することだと思います。今シーズンの残りは試合に出ること、そして来シーズンは最高学年としてチームを引っ張れる選手になることを目標にしていきます。

 自分のブログは以上です。来週からは2年生にバトンが渡ります。まずは数々の語録をラグビー部にもたらす心身ともにいかちぃ漢、後藤宗太が担当します。

3年 WTB 得丸直人