Keisiよりバトンを受け取りました、4年の江藤です。前走者の彼は、陽気であることとは裏腹に、愚直に一つのものに拘ることが得意なように思われます。得意分野において、彼は底なしで、そのため、最強と言われていた梶谷をも勝るところを見たときは驚愕でした。彼の才能には今後も期待です。
はじめに。部活の人たちは私のことを絶対に下の名前で呼ぶのですが、私の苗字はしっかりと覚えてくれているのでしょうか?この間、後輩から名前を間違えられたので不安です。
先日、頭痛と倦怠感に包まれた熱中症のような目覚めと同時に、前日に激しい試合があったことを思い出して、その症状を嫌に納得することができました。近頃では、頼りとなる先輩方がいなくなり自分に求められるものが増え、出場時間に関していえば下級生のときに比べて圧倒的に長くなりました。しかし、直近の試合は後半まで集中力と体が持たず、弱気なところを見せてしまいまい、そんな私の姿を見て後輩たちが“まだいけるよ♪”と鼓舞してくれましたが、本来、自分の役割であるところを任せてしまって、申し訳なくなりました。また、私がへばっている間にも彼らが溌溂として進んでいくところをみて、自分の不甲斐なさにさらに拍車がかかりました。ブログを書いている今現在でも、ひたすら水を飲みながら彼らの背中を追いかけたのを覚えていて、その悔しさは鮮明です。
しかしながら、トレーニングにおいて手を抜いていないという自負はあり、結果として、スタッツはチームでも上位の成績を修められていると思います。トレーニングとしては、私たちの学年は自主トレを行うものが多く、特に森本や阿左美は私と共に、週に一度は欠かさないようになってきました。他学年に聞いたところ、自主トレをしているものはあまりいないということですが、私たちは最上級生としての威厳を保つため、この習慣は守っていきたいです。現に森本は以前に比べると、知識もスタミナもかなり成長しているのが目に見えて分かります。この間の遠征では、一番の成績を出したこともあり、“坂トレ”でダウンしていた彼は見る影もありません。同じトレ仲間としては、その成長力に少し嫉妬してしまいます。
話は少し時間を巻き戻しまして、今年の春は、一番多く一緒に練習していた先輩が卒業してしまいました。恥ずかしがり屋なので名前は伏せますが、感謝を伝えるためここに書きます。彼の才能は部内でも一番でありながら、下級生と共に人一倍練習に参加していたのが印象的でした。本番の後にも僕らを誘ってくれてサポートしてくれたのは、先輩として尊敬しています。今年の四年生のモチベーションが高いのは、彼が引っ張ってくれたところが大きいでしょう。特に最後の年には、いろいろなものを頂きましたが、最後の試合の後に彼がくれたプレゼントは大切にしていきたいです。3年間ありがとうございました。ご卒業とご就職おめでとうございます。
次の走者は、三年の村山歩果に任せます。同郷なのですが、彼女は天下の済々黌の陽キャなので、いつ無茶ぶりを振られるかと、いつも私は内心ビクビクしながら話しています。
4年 No.8 江藤 壮志(えとう そうし)