夢がかなって楽しい

1年の緒方です。
まずは前走者の後藤駿介君について紹介します。

前々走者の高良敬人君も言っているように、彼は初心者でありながら全てのプレーにおいて上達がものすごく早く、なんなら初めてやるものでも軽々やってのけるすごい人です。
僕はキックが特に苦手なのですが、彼は安定して綺麗なキックを魅せるので、後れを取っているという危機感を持っています。
また、膝相撲では自分よりも体重のある人を倒すなどパワーもあり、さらにここから体重が増えると思うとわくわくしてきます。
彼と同じスピードで成長することは厳しいと思うのですが、僕も遅いなりに努力をして一つ一つの技術を磨いていきたいですね。

ここからは僕とラグビーとの出会いから今に至るまでの関係について書こうと思います。

ラグビーと出会ったのは小6の時です。
当時、兄が高校でラグビーを始めたのですが、顧問の先生が「ALL OUT!!」という漫画を兄に貸してくださってそれを僕も読んでいました。
それから「ラグビーってかっこいいな!」と、ラグビーをしてみたい気持ちが生まれました。
中学校にはラグビー部があるだろうと安直な考えを持っていたのでクラブチームに入ったりはしませんでした。(結局中学校にラグビー部はありませんでした)

中学生になってから、何回か試合を見に行きました。
初めて見に行ったのは中1で、パナソニックの試合でした。
そして最も記憶に残っているのがRWC2019フランス対トンガの試合です。
その頃、色々あって運動も全くしなければ家に引きこもって音楽を聴いたりゲームをするだけの生活で、暗い人生を送っていたのですが、ワールドカップの空気に触れたり、大会での日本の活躍ぶりに、「やっぱりラグビーはいいな。」と少し明るい気分になりました。

高校は帰宅部でした。空白の3年間を経て学力も体力も筋力もなにもかも失っていたので入れる部活が何も無かったのです。とりあえず高校卒業が目標でした。
高3の時はRWC2023に向けた代表試合も全国各地で行われており、熊本でのAll Blacks XV戦と、オープンキャンパスで関東に行ったときにたまたまスケジュールが合っていたフィジー戦の2試合を現地で見てきました。
高校に入ってからF1やSFといったモータースポーツに惹かれ、モタスポしか勝たん👊😁という状態だったのですが、改めてラグビーをしたいなと思うようになりました。

そして大学に入ってから「これが最後のチャンスだ。」と考え、ラグビー部に入ろうとしていました。
しかし、中高6年間帰宅部で運動も授業以外していなかった僕が入っていいのだろうかと何度も悩み、見学する勇気もなかったため練習を遠くから隠れて眺めていました。
ある日、いつも通り練習を眺めていたら2年生の同じ初心者の聖永さんとたまたま出会い、率先してグラウンドに連れて行ってくれて、見学もできました。
見学では先輩方が優しく歓迎してくださったり、同級生も気軽に話しかけてくれたので、この部活に入ろうと決心できました。
そして今、僕は長年の夢を叶えグラウンドでプレーをしています。

長くなりましたが、これが僕とラグビーとの関係でした。

聖永さんに出会わなければ今も「あの時行動していれば」と後悔しながら生きていたと思います。本当にありがとうございます。
そして、こんな僕でも温かく歓迎してくださった先輩方と同期にもとても感謝しています。
まだまだ知識も浅く、失敗ばかりで、新しいことの習得も遅く迷惑もたくさんかけていますが、精いっぱい頑張りますのでこれからどうぞよろしくお願いいたします。

次回についてですが、これまでの1年生ブログはプレイヤー側からのものだけだったので、マネージャー側からのブログをお届けしようと思います。
1年生マネージャートップバッターとして松原さんにバトンをつなぎます。
彼女とは住んでいる建物が同じで、新入生顔合わせで見かけたときは驚きました。しかも同じ熊本出身だったのでさらに驚きです。

1年 緒方 敦基  (おがた あつき)