心境

 髙木泰志からバトンを受け取りました、3年の森亮太朗です。泰志は同じく2年の渡邉泰司と区別するために「でかたい」と呼ばれております。彼は身体もさることながら心も海のように大きく、志も山のように高い男です。最近フロントローからバックローに浮気されてさみしいです。去年の京大戦、自分が同期の小谷野とともにインフルエンザに罹り、フロントローをさせてしまったことへのお詫びの焼き肉にいまだに連れていけなかったことが原因でしょうか。なるべく早く連れて行くのでフロントローの絆を保たせていただきたいです。

本題に入ります。東大戦も終わり、テスト勉強でろくに寝られていない日々が続く中、少しラグビーから離れた時間ができました。そこで、「自分は何のためにラグビーを続けているのだろう」と改めて考えていました。
昨年の鹿児島大学との入れ替え戦では、後半途中まで勝っていたにもかかわらず、自分が交替で出場してからスクラムが押され始め、逆転負けを喫しました。その結果、九州大学はAリーグ昇格を果たすことができませんでした。試合直後は、自分の力不足が敗戦につながってしまったことが頭から離れず、悔しさと申し訳なさばかりを感じていました。しかし、正直に告白すれば、試合からある程度時間がたってから、今シーズンの半ばまではその現実から目を背けていました。自分は弱い人間だと思います。某6年目の先輩風に言えば「しゃばい」人間なのだと思います。本来であれば自分の不甲斐なさに正面から向き合い、成長のきっかけにするべきものなのでしょうが、向き合えば向き合うほど目をそむけたくなる、逃げたくなる心の弱さがむき出しになっていくのです。試合でリザーブに入り、交替のタイミングが近づくたびに、自分がまた試合を壊してしまうのではないかと弱気になっていました。そもそも正面から向き合ったとしても負けたという事実は変わらないのにもかかわらず、それすらできなかったこと、そして最近までその調子であったことは自分の大きな弱さであったと思います。
こういう心境が変わったきっかけは東大戦の前週、福大との練習試合でした。この試合は後半40分、ふだんはリザーブのメンバーと共に出場させていただいたのですが、正直に言ってこの40分間はアタック、ディフェンス、そして雰囲気すべてが相手に勝っていたと試合に出てる中で感じていました。しかも、その流れを普段Bとして練習しているメンバーが中心となってつくり出せていたこともあり、久しぶりに心からラグビーが楽しいと思えた40分間でした。One for All, All for Oneとはよくできた言葉だと思います。こう言った言葉を普段は冷笑してしまう自分が、ほかのメンバーの活躍や、チームの雰囲気によって自分まで楽しいと思えて、やはりこの言葉は金言であると思いました。
この試合を通じて、あまりよくなかった自分のラグビーに対する気持ちも、前向きになったと思います。リーグ戦の始まりまでもう二か月を切っています。リーグ戦の先には入れ替え戦が待っています。Aへの道を駆け上がるためにはもうスクラムで負けるわけにはいきません。今試合の機会が少ない一年生はラグビーを楽しめているか不安に感じるときもあります。チーム内の競争も、雰囲気ももっといいものにするために自分ができることももっとあると思います。今年こそ絶対にAに上がるために、今年度後半は自分にできることを最大限やり切り、できるだけ前向きに走り切りたいと思います。
次は同期の緒方あつきに回します。けが、学業、その他もろもろ大変そうです。

3年 PR/HO 森亮太朗

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